南浦和にあるパティスリー「ロタンティック」へ行ってきました。
2018年に改装しカフェスペースが併設された店内で、ケーキ4種を。
持ち帰りにスペシャリテ「ロラン」をはじめ、焼き菓子5種を買ってみました。
洗練されたお味で、どれもおいしかったです♪
ロタンティックについて
「パティスリー ロタンティック」は、2013年9月にオープンしたお店。
南浦和駅西口から徒歩7分ほどの場所にあります。
交差点に佇むフランス国旗が目印。コインランドリーのお隣がロタンティックです。
以前は販売のみでしたが、2018年に改装工事をしてカフェスペースができたと聞き、今回は店内でケーキをいただいてきました。
店内の様子
入口をくぐり正面がケーキのショーケース、右手がカフェスペース、左手が焼き菓子売り場になっています。
ズラリと並んだ20種ほどのきらびやかなケーキ達。ホールケーキもいくつか置いていました。
キッシュ、マカロン、カヌレやクロワッサンなどのヴィエノワズリー、ショコラまで、隙のないラインナップ。
焼き菓子も種類豊富で、ギフト用に詰め合わせも作ってくれます。
瓶入りのコンフィチュールまである…!カラフルで可愛らしいですね。
カフェスペースはカウンター3席と、その後ろに2名がけのテーブルがひとつ。合計5席の小さな空間。
ドリンクメニュー
カフェスペースでいただけるドリンクメニューは以下の通り。(価格は税抜)
フランス語で書いてあるのが本格派ですね。
- エスプレッソ 280円
- エスプレッソ ダブル 400円
- カフェ・アメリカン 350円
- カフェ・グラッセ(アイスコーヒー) 450円
- カフェ・クレム(カフェオレ) 450円
- カフェ・クレム(アイスカフェオレ) 450円
- テ・ナチュー(紅茶) 400円
- アンフュージョン(ハーブティー) 400円
- レ(ミルク) 300円
- ショコラショー(ホットチョコレート) 500円
本日のオーダー
- エミリー
- アブリコティーヌ
- タルト オ フリュイ
- パリブレスト
- 紅茶
- アイスカフェオレ
- 焼き菓子5種(持ち帰り)
せっかく来たんだからたくさん食べたいよねー!ってことで、ふたりでケーキ4種類を♪
2名掛けのテーブル席に座りました。壁際にもうひとつイスがあったので、実質3名座れるかも?
ドリンクとケーキ頼むとテーブルがいっぱいになるので、やはり2名推奨でしょうか。
カウンターも3席なので、4名以上でお茶するのは難しそう。カフェ利用は少人数がおすすめです。
エミリー
さてさて、お待ちかねのケーキ紹介行きまっす!
まずはオフホワイトの可愛らしいケーキ「エミリー」から。
土台はピスタチオのダクワーズ。ホワイトチョコムースとピスタチオのブリュレ、フランボワーズとグロゼイユのジュレが重ねられています。
周りを覆うのもホワイトチョコレート。
ミルキーな甘さの中に、フランボワーズの酸味やピスタチオの香ばしさが溶け合う繊細な味わい。
エミリーという名前の通り、女性らしい可憐なケーキでした。
アブリコティーヌ
”シェフおすすめ”の札が付いていた「アブリコティーヌ」。アブリコはアプリコット(あんず)という意味ですね。
ビターなチョコレートムースの中には、アンズのコンポートと紅茶風味のミルクチョコクリームが。
チョコレートの濃厚さと芳醇なアプリコットの風味、ほんのり香る紅茶がいいアクセントになった、見た目以上に濃いケーキです。
タルト オ フリュイ
こちらはシンプルなフルーツタルト。細長い舟形をしています。
サクサクのタルト生地にカスタードクリームが少し。色とりどりのフルーツをこれでもか!とのせた、フルーツが主役のケーキ。
フルーツがどれもジューシーでおいしかった…!
パリブレスト
フランスの自転車レース「パリ・ブレスト・パリ」を記念して作られた、自転車の車輪をモチーフにしたケーキ。土日祝限定メニューとのこと。
ひとり用だと小さなリング型に作られるのが多いですが、カットタイプは珍しいかも。
シュー生地の間にはいるクリームは、プラリネ(ペースト状のナッツ)を練り込んだクレームムースリーヌ(カスタード+バタークリーム)です。
説明しようとすると専門用語だらけになっちゃいますね…。気になる用語は「ケーキ用語集」をご参考にどうぞ。
シュー生地の上面には香ばしいアーモンドスライスが。クリームの中にもプチシューが入っているようでした。
さっくり歯切れのよいシューに、ナッツのコクを感じる口溶けの良いクリーム。
シンプルイズベスト…!これはホールで買いたくなるおいしさ。
4つともしっかり甘いケーキで、フランス菓子らしさがありました。
紅茶(アールグレイ)
紅茶は華やかな香りのアールグレイ。立派な鉄瓶に入って、熱々をたっぷり楽しめます。
アイスカフェオレ(カフェ・クレム)
フランス語だと「カフェ・クレム」。
アイスカフェオレと書いてありましたが、エスプレッソを使っていたので日本的に言うと「アイスカフェラテ」と思っていいかも。
淹れたてのエスプレッソは香ばしくていい香り。
マシンはチンバリのものが置いてありました。
ロラン
ここからは焼き菓子のおうちレポです。
なんでもこの「ロラン」が、シェフのスペシャリテらしい。
見た目、めちゃくちゃ地味です。これがスペシャリテで大丈夫?
と思いきや、食べて納得。
メレンゲとバターを使ったシンプルな焼き菓子だそうですが、ふわっとした口当たりと広がるバターの風味が絶妙です。
上の焼き目の部分はサクサクしていて、砂糖の焦げた味がどこか懐かしい感じ。
これはフランス版カステラ…!いや、卵黄入ってないしもっと上品な味…例えようがない…。のでぜひ味わってみてください!!
常温で持ち帰れるのが嬉しいところ。
カヌレ
カヌレ大好きなわたくし、お店で見かけたら必ず買うようにしてます。
外はパリパリ、中はもちもち。ロタンティックのカヌレは特に内側がきめ細かくてしっとりしています。
ラム酒の香りがたっぷり、外側はしっかり甘く生地自体は甘さ控えめ。メリハリのあるおいしいカヌレでした。
フィナンシェ
フランス定番の焼き菓子「フィナンシェ」。フィナンシェがおいしい店は何食べてもおいしい。(持論)
サクッと噛むと、バターがじゅわっと。
アーモンドだけでなくヘーゼルナッツの粉も使っているようで、深みのある味わいです。間違いない。
アルザシアン
アルザシアン(キャレ・アルザシアン)は、フロランタンに似たお菓子。生地がパイ生地なのと間にフランボワーズジャムが挟んであるのが特徴。
これも最近ハマってるんですよねー。
パイ生地が本気でサックサク。厚みがあってバターの風味も濃厚です。
フランボワーズの酸味、キャラメリゼしたアーモンドのビター加減もバッチリ。おいしい…。
ケーク エコセ ドランジュ
「ケークエコセ」とは、2種類の生地を使った焼き菓子のこと。ドランジュ(d’orange)はオレンジ風味のって意味です。
オレンジとパッションフルーツで酸味の効いた生地に、ココア生地の組み合わせが面白い。
酸味系とチョコの組み合わせ、好きです。ちょっと珍しいのを、と思って買ってみたけど正解だった♪
まとめ
スイーツ激戦区、さいたま市でも評価の高い南浦和のパティスリー「ロタンティック」。
店名のロタンティックには「オーセンティック(本物の、正統的な)」という意味があるそうで、幅広いフランス菓子の品揃えからもお店のこだわりが伺えます。
コーヒーや紅茶などを用意してゆっくりいただきたい、洗練されたお菓子達でした。
改装後はイートインスペースもできたので、遠方から行っても安心ですね。
ロタンティック お菓子のラインナップと値段
ロタンティックのお菓子の主なラインナップと値段を載せておきます。ご参考にどうぞ。(2019年8月訪問時のものです。)
ケーキ
商品名 | 価格(税抜) |
エミリー | 500円 |
アブリコティーヌ | 480円 |
タルト オ フリュイ | 450円 |
パリブレスト | 460円 |
マルジョレーヌ | 470円 |
サヴァラン カシス オランジュ | 500円 |
モンブラン | 460円 |
ミルフィーユ | 460円 |
フロマージュ クリュ | 380円 |
フロマージュ クリュ(ホール) | 1,520円 |
ガトーショコラ(ホール) | 2,700円 |
トロワショコラ(ホール) | 2,550円 |
焼き菓子ほか
商品名 | 価格(税抜) |
ロラン | 300円 |
カヌレ | 230円 |
フィナンシェ | 200円 |
マドレーヌ | 200円 |
アルザシアン | 220円 |
ケーク エコセ ドランジュ | 220円 |
マカロン | 各220円 |
駐車場は店前1台
駐車場は店前のスペースに1台のみ。
埋まってしまっている場合は、近くにコインパーキングがたくさんあるのでそこを利用しましょう。
ロタンティック周辺の駐車場情報は別記事にまとめました。
店舗情報
営業時間などのくわしい店舗情報は、こちらをどうぞ。
ケーキに詳しくなれる用語集
ケーキ屋さんで見かける用語をまとめた「ケーキ・スイーツ用語集」です。
これを読むとよりケーキに詳しくなれる…はず。
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