埼玉一有名なパティスリー、浦和「アカシエ」のおすすめケーキまとめです。
アカシエによく行く私が、おすすめのケーキと焼き菓子、計8種類を写真付きで食レポ。
ケーキの値段やお店情報についてもくわしく紹介しています。
浦和アカシエでお菓子を買う際の参考になればうれしいです♪
アカシエってどんなお店?
アカシエは、埼玉県春日部市出身の興野 燈(きょうの・あかし)さんがオーナーパティシエを務めるパティスリー。
2007年浦和にオープンし、いまや埼玉一有名と言っていいくらい大人気のお菓子屋さんです。
テレビ「嵐にしやがれ」や「マツコの知らない世界」でも紹介されていましたね。
ちなみに店名の由来はシェフの名前「あかし」と「パティシエ」をあわせた造語だそうです。
場所は浦和駅から徒歩13分ほど。駅からだいぶ距離があるのですが、いつもお客さんが絶えず行列ができることもあるんです。
店内にはきらびやかなケーキがずらり。焼き菓子、自家製コンフィチュールなども販売されています。
サロン・ド・テは閉店、カフェは北浦和へ
浦和店は、店内にイートインスペースがなく、販売のみとなっています。
近くに「アカシエ サロン・ド・テ」というカフェがありますが、こちらは長期休業後、閉店が発表されました。
現在は北浦和店に本店を移転し、そちらがカフェスペース併設となっています。
北浦和店の訪問レポはこちら。
カフェスペースの利用レポはこちらをどうぞ。
アカシエのおすすめケーキ
どれを食べてもおいしい、アカシエのケーキたち。
その中から、私が特にお気に入りのケーキを5つご紹介します。
アントワネット
「アントワネット」は、言わずと知れたアカシエのスペシャリテ。
「嵐にしやがれ」の浦和スイーツランキングでは、1位にこのアントワネットが紹介されていました。
シュー生地を使ったフランスの伝統菓子「サントノーレ」をアレンジしたもので、マリー・アントワネットをモチーフにしているそう。
▼真上から見た図。ドーナツ状のシュー生地の上にプチシューが3つ。たっぷりのクリームとバラの花びらが飾られています。
アントワネットは、とにかく見た目が華やかで大きさも他のケーキより一回り大きいのが特徴。
ピンク色のクリームは、ほんのりバラの香りがします。
中にはグロゼイユ(赤すぐり)の味のクリームが。プチシューの中にも甘酸っぱいグロゼイユクリームが入っていました。
さらに中央には、ブルーベリーやフランボワーズが入ったベリージュレ。甘酸っぱくてとってもフルーティー。土台のシュー生地がさっくさくで香ばしい〜。
1個700円となかなかのお値段ですが、ひとつが大きいことを考えると案外リーズナブルかも。
そして「こんな大きいの食べきるかしら…」と思いきや、これがぺろっと食べられちゃうんです。
フランス菓子らしいしっかりとした甘さを感じつつ、食感や香り・酸味などの変化が楽しめて「満足感がありつつ重たくない」絶妙な食べ心地。
バラの香りもキツすぎずほんのり香る程度なのがいいですね。
見た目・味ともに文句なし、浦和No.1と呼ぶにふさわしいケーキです。
デリス・マカダミア
ナッツ好きにおすすめしたいのが「デリス・マカダミア」。その名の通りマカダミアナッツをたっぷり使ったケーキです。
「マツコの知らない世界」埼玉スイーツの回では、実際にマツコさんが食べてました。
ナッツをたっぷり使ったダックワーズ生地の間に、発酵バター使用のバタークリーム。クリームの中にはこれでもか!と、丸のままのマカダミアナッツが入っています。
このマカダミアナッツの歯ごたえがたまりません。こんなにたくさん入れて、よくここまでキレイにカットできるな〜と感心してしまうほど、たっぷり入ってます。
バタークリームは濃厚なのにくどくなく、スッと口の中でとろけていきます。
上にトッピングされたチョコがけのマカダミアナッツもおいしい。
前は2つのっていた気がするんですが、最近1つになっちゃったみたい?ちょっと残念ですが大事にいただきました。
マカダミアナッツのおいしさを存分に堪能でき、アカシエを代表するおすすめケーキのひとつです♪
エクスキ
フランス語で”絶品”という意味の「エクスキ」。
アカシエのエクスキはまさに絶品の「チーズケーキ」です。
意外にもフランスにはチーズケーキというものが存在しないそうで、フランスで修行した興野シェフがフランス菓子の製法を用いてオリジナルで作ったのがこの「エクスキ」なんだとか。
下から「クッキー生地・カモミール風味のスポンジ・ベイクドチーズ・レアチーズ」と4層になっています。
2層のチーズケーキがめちゃくちゃなめらか…!
ベイクドはどっしり濃厚、レアチーズはふんわり軽めで、口当たりの違いも楽しめます。
カモミールシロップを染み込ませたスポンジは、フォークを入れるとじゅわっと水分が溢れ出すくらいしっとりしていました。
カモミールの香りは穏やかで、言われないと気づかないくらいかも。
個人的に香りが強すぎるのが苦手なので、このさりげなさが好きですね。
コーヒーや紅茶とあわせていただきたい、甘さ強めで大人なチーズケーキです。
ミルフイユ・トラディショネル
ケーキ屋さんで定番の「ミルフィーユ」といえば、パイ生地とカスタードクリームを重ねたお菓子です。
アカシエのミルフィーユは「ミルフイユ・トラディショネル」という名前。
トラディショネル=”伝統的な”という意味で、フルーツなどは使っておらず、パイ生地とクリームだけで勝負しています。
このパイ生地とクリームのバランスが絶妙!シンプルなんだけど、永遠に食べ続けられそうなおいしさです。
▼真横から見た図。面積としてはパイ生地とクリームが3:2くらいでしょうか。
ミルフィーユのパイ生地って、水分吸っちゃってしんなりしてるのも多いじゃないですか。
でもアカシエのミルフィーユはパイがサクサク。感動的にサックサクです!
クリームはカスタードにバタークリームを合わせたもので、柔らかすぎず重すぎず、パイ生地との相性ピッタリ。
ミルフィーユの概念が変わるおいしさなので、パイ好き・ミルフィーユ好きな方にぜひ一度試していただきたいです。
なお、これを食べるときはナイフ&フォーク推奨。フォークだけでもいけますが、ナイフがあった方が潰れることなく美しく食べられます(๑´ڡ`๑)
シャルムマント
「シャルムマント」は、最近ブームが来ている”チョコミント”のケーキ。
ちなみに「マント」はフランス語でミントのことです。
アカシエでは、ブームが来るだいぶ前(2010年頃)からチョコミントのケーキが売られていました。
見た目はこのシャルムマントと似ていて、当時は「フレシュール」という名前だったと思います。
名前が変わって、中身の構造もリニューアルしたみたいですね。
ミントブルーにチョコの水玉がポップな印象。
中にはチョコチップ入りのミントムースが詰まっています。
土台はさっくりとしたココア生地のタルト、その上に濃厚ガナッシュ。
爽快感あふれるミントの香りと、チョコレートの芳醇な甘さがマッチしています。
わりとしっかり”ミント味”なので、チョコミン党の方もきっと満足するはず!
ギフト・お土産にも!アカシエのおすすめ焼き菓子
ここまでは生ケーキをご紹介しましたが、焼き菓子もおさえておきたいところ。
ギフトや結婚式の引き菓子などにも使える、日持ちのする焼き菓子からおすすめをご紹介します。
パウンドケーキ
アカシエのパウンドケーキは種類豊富で、どれも素材が生きた個性的な味わい。
カットとホールの2タイプがあって買いやすいのも魅力です。
- キャトル・キャール・ブルトン(シンプルなバターケーキ)
- ケイク・ショコラ・フィグ・オランジュ(ショコラ生地にいちじくとオレンジ)
- ケイク・オ・フリュイ(ラム酒漬けフルーツ入り)
- ケイク・シトロン(レモン風味にチョコチップ入り)
- マーブル・カフェ(コーヒー風味)
などの種類があります。
全種類食べてみた中で、私のいちばんのお気に入りは「ケイク・シトロン」!
ぱっと見はチョコチップが入った普通のパウンドケーキ。ですが食べてみると、ものすごく酸っぱいんです。
表面にレモン果汁がたっぷり染み込ませてあるそうで、この見た目と味のギャップに驚きつつも、レモンの酸味と爽やかな香りの虜になってしまいました。
レモンとチョコチップがこれまた意外に合うんだなぁ。
酸味系のお菓子が好きな人にはとくにおすすめです。
5種類のパウンドケーキ(カット)を詰め合わせたボックスもあり、ギフトに便利。
フィナンシェ&マドレーヌ
焼き菓子の定番といえば、フィナンシェとマドレーヌ。
アカシエのフィナンシェはプレーンタイプと、「フィナンシェ・デラブル」というメープルシロップを使ったものの2種類があります。(値段はどちらも250円)
▼こちらはプレーンタイプのフィナンシェ。
口に入れるとじゅわっとバターが広がる、しっとり食感のフィナンシェ。アーモンドの風味も豊かで「これぞ王道のフィナンシェ…!」といった間違いないおいしさです。
ちなみにマドレーヌは、プレーンタイプと「マドレーヌ・ド・グラース」(バラの香り)の2種類があります。(値段はどちらも210円)
贈り物には特製の木箱に入った「マドレーヌ・ド・コメルシー(プレーン10個入り 2,100円)」がおすすめ。
フォンダン・シトロン
「フォンダン・シトロン」は、2017年に登場した新しいお菓子。早くも手みやげ人気No.1になってました。
アカシエのブログ記事にもありましたが、パッケージを含め何度も試行錯誤を繰り返して生まれた自信作なんだとか。
香り高いレモンケーキにフォンダン(アイシング)をかけた焼き菓子は、誰にでも食べやすくて安定のおいしさ。
アールグレイの紅茶とあわせたら最高でした。
今回は初めてなのでバラで買ってみました。
レモンがデザインされた箱が可愛くて、次回は手みやげにしてみようと思いました♪
テリーヌショコラ
アカシエといえば「テリーヌショコラ」も忘れちゃいけません。
ねっとり濃厚で口溶けがよく、生チョコレートに近いとろける食感。
箱もおしゃれなので、お土産によく使っています。
焼き菓子ほど日持ちはしませんが、冷蔵で7日間保存がきくので、事前に買っておくことができます。
値段は1本2,500円。
ちなみに袋入りのカットタイプもあります。少人数の場合はカットでも。
そしてそして、あまり知られていないですが抹茶味もあるんです。抹茶味がまためちゃくちゃおいしい…。ビターチョコも抹茶も甲乙つけがたいおいしさ…。
気になる方はまずはカットで1枚ずつ試してみてくださいヽ(=´▽`=)ノ
マカロン
フランス伝統菓子「マカロン」も、アカシエの人気商品のひとつ。
色とりどり、常時8種類ほどが揃っていて、箱詰めのほかにバラ買いもできます。(1個260円)
写真がないのですが、以前自分へのご褒美として5個入り箱(1,450円)を買ったことがあります。
チョコレート味のマカロンが特においしかった記憶が。
見た目も華やかで、ホワイトデーの贈り物にもバッチリです。
ケーキの予約について
アカシエはお菓子の電話予約を受け付けいます。(ホールでもカットケーキでも焼き菓子でもOKでした)
あらかじめ買いたいお菓子が決まっている場合、電話で伝えれば取り置きしてくれます。
(最短で3日前にお願いしたことがあるのですが、当日予約OKかどうかは未確認です。)
なお、クリスマスケーキの予約は約1ヶ月前に電話または店頭で行っています。
受付時間が限られており、当日はお店の前に大行列ができる…らしいです(゜o゜;
アカシエのお菓子は通販できる?催事はある?
アカシエのお菓子は、基本的には店頭販売のみ。通販でのお取り寄せはできません。
ただし「テリーヌショコラ」のみ、「ぐるすぐり」というサイトでネット販売を行っているのを見つけました。
送料はかかりますが、遠方にお住まいの方は取り寄せてみるのもありですね。
また、都内や埼玉県内の百貨店でときどき催事販売をしています。
新宿伊勢丹「マ・パティスリー」には毎年出店しているみたい。浦和駅ナカでの催事もたまに見かけます。
アカシエのレシピ本があるんです
アカシエのシェフ、興野燈さんが書いたレシピ本があるのをご存じでしょうか?
プロ向けレシピ本を多く出している旭屋出版の「フランス菓子の新しい解釈」という本です。
私は新都心コクーンの本屋さんで偶然見つけて買ったのですが、普通の本屋さんではあまり見かけないかも。
その名も「スーパー パティシエ ブック」。完全にプロ向けの本ですね。
アカシエのスペシャリテ「アントワネット」をはじめ、人気のケーキのレシピが全部載っちゃってます!
平成23年出版と少し古い本なので「今とはレシピが違うものも多いんだよ〜」と、イベントでお話ししたときシェフもおっしゃっていましたが、このケーキにはこんな材料を使ってるんだ!と純粋に読み物として楽しむには十分。
どのみち食材も分量もプロ向けで再現しづらいんですよね。
唯一真似できそうなパウンドケーキとブラウニーだけ作ってみたことがあります。お店のほどではないですがそれっぽい味にできました。
アカシエのお菓子の成り立ちやシェフの思いを知るには最高の本だと思いますので、興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか。
アカシエのケーキ 価格表
今回紹介したケーキ・焼き菓子の値段を書いておきます。(価格は税別。記事公開時点のものです。)
商品名 | 価格(税込) |
---|---|
アントワネット | 700円 |
デリス・マカダミア | 540円 |
エクスキ | 480円 |
ミルフイユ・トラディショネル | 500円 |
ケイク・シトロン | 260円(カット) |
フィナンシェ | 250円 |
フォンダン・シトロン | 260円 |
テリーヌショコラ | 2500円(1本) |
マカロン各種 | 260円 |
ケーキはすべてプティガトー(小さいサイズ)の値段を記載しました。
アントワネットやエクスキなど、ものによってはホールサイズもあります。
アカシエの店舗情報
アカシエの店舗情報について、詳しくはこちらのページをどうぞ。
浦和店への地図やアクセスなどはショップカードに詳しく書いてありました。
浦和駅西口からバスで行くこともできます。
バスの場合「国際興業バス 西堀循環 浦和駅西口行 または 西浦和車庫行」に乗り「市役所前」停留所で下車、徒歩3分です。
北浦和店(カフェスペース)レポはこちら
10月11日オープンの新店舗、北浦和店についてはこちらの記事に情報を更新しています。
コメント